1967-05-01 五月 月々の句 水そそぐ花のいのちも燃えるならみずからをいためひそかな雨がある老いのてれくささやがて疲れのやわやわとワイシヤツのよごれは義理を思うときわがままな顔を残して酔うてやるいたずらに生きる証しをたずねゆく衆愚のめでたさ貨幣裏も見せたぞ静かに静かにためされてその人の死思いやる枕のさやの糊きいて仏たち時を眺めて ねんごろに