1966-09-01 九月 月々の句 ほんとらしく木曽路の屋根は石置いて川素直に木曽路を洗いゆくりなく山に染まり木曽路の娘連れ立つてだしぬけに木曽路は川と出合うなり道しるべなお語るらく木曽路来て川の流れ木曽路に時の流れ持てりトンネルにゆだね木曽路を抜け出すか橋と人と木曽路の暮し倦まざりき酒ふくむ木曽路静かに秋をまかせあせるなと木曽路にすすきゆるるなり