1959-02-01 二月 月々の句 (9頁に収録) 回想 異人館湿れる道は曲るなり 異人館蔦横文字にためらつて 異人館ひと知れぬこそたそがれよ 異人館スカート長きこと記憶 異人館雨の祈りの窓たらむ 異人館ひそめし胸に海の鳴り 異人館かの少年の恋もむかし 異人館こゝろいためる瞳あるか