2012-12-12から1日間の記事一覧

十二月十二日

馬士唄は雲の上まで引出され (柳のいとくち) 逢坂の関の清水に影見えて 今や引くらん望月の駒 紀貫之(拾遺集) 逢坂の関というのは近江国にある。毎年献上に馬を引いてくる人たちをここで迎えた。それを「駒迎い」というが、信濃国からも八十頭、そのうち…