2012-06-06から1日間の記事一覧

六月六日

川留にこりて寝覚の蕎麦を食ひ (柳多留 二五) 木曽の寝覚床へ街道から入るところ、旧中仙道の寝覚の立場には昔から名高い蕎麦屋があつた。江戸時代のユーモア作家十辺舎一九著わす「続膝栗毛七篇」の挿絵に歌麿画くその店先が載せられているほどだ。その一…