2012-01-10から1日間の記事一覧

一月十日

どこまでも信濃に冬は家がなし (万句合宝暦一二、桜三) 立て廻す高嶺は雪の銀屏風 中に墨絵の松本の里 松本を詠み込んだ江戸時代の狂歌堂真顔のうたである。 小説家菊池寛は文芸講演会でこの狂歌を採り上げたが、あまり賞めなかつた。 きびしい寒さと白一…