1945-08-18から1日間の記事一覧

8:旅の句に就いて

春の雨が降りつゞいてゐる大阪の驛です。友に送られ別れようとするわびしい旅の窓、雨に濡れた大阪の灯のかなしさが今でも思ひ出されます。 大阪の別離 見てあればしきりにそゝぐ灯も雨も いく日かの旅を終へて歸る夜のいろを印象づけられますが、また名所舊…