1945-08-04から1日間の記事一覧

句の明るさを味ふ

大空の明るさといふことばがあります。ひろ〲としてこゝろの明るくなるやうなひとつの境地、それは川柳の持ついのちであると思ひます。 川柳は十七音律の短い詩のかたちをとつた文藝であつて、日常生活から湧き出づるあらゆる感興――所謂人情の機微に触れよう…